大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査うけてきました。

(ロコツな表現は避けてますが、食事中は読まない事をお薦めします)

ここ数日、謎の血便が続きまして。
痔というには表面も切れておらず、下腹部に若干違和感もあったので、念のため見てみようと。

検査日を決め、下剤と検査手順を簡単にまとめたプリントをもらって一旦帰宅。
どんな検査かと予習がてらネットで調べると、出るわ出るわ、これなんて羞恥プレイ?レベル。軽く凹みながらも(予習無しで当日愕然となるよりマシと自分に言い聞かせつつ)、あっという間に検査前夜。
21時から翌日検査後まで絶食。・・ということで夕飯は――気分的にはがっつり肉や寿司あたり食べておきたいが、消化の良いものと釘を刺されていたので――かけうどん一杯。しかしやはり物足りず、20時過ぎて未練がましくお茶漬けを啜ってみる。俺、検査終わったら肉食うんだ・・。
21時、タイマーセットしておいた携帯から時を告げるメロディ『血の涙』(by悪魔城ドラキュラ2)。こんな時くらいもっとましな選曲しろよ自分と思いつつ、下剤(ラキソベロン液)10mlを水に溶かして飲みます。多めの水で飲めとあったので、500mlくらい飲んでおきます。
ところで恥を忍んで告白しますが、自分は下剤って言うと、漫画的表現における「ゴクゴク→ピーゴロゴロ→トイレダッシュ」をイメージしてまして・・。今夜は寝ずにトイレ往復かとか勝手に覚悟してたんですが、1時間待てど2時間待てど、便意は訪れず。拍子抜けして就寝。
結局、翌朝1回だけ通常の便意が訪れたきりでそのまま病院へ。

まず看護師さんから便のパターン見本(実写画像使用、誰のだろうorz)を見せられ、完全透明な液状便になったら検査開始との説明を受ける。
内視鏡室の隅に設けられたスペースで、ムーベン(・・いま気付いた、まさか「無便」のもじりか?!)という下剤を2リットル服用。もちろん一度に、ではなく、約10分おきに2~3時間かけてぼちぼち飲みます。胃カメラと同じつもりでいたんで、直前まで下剤じゃなくてバリウム飲まされるのかと思ってたよ。
しかしこのムーベン、申し訳程度にレモン味とか書いてあるが、はっきり言って不味い。暇潰し用に持ってきたDSで遊びつつ片手間に飲んでましたが、飲めば飲む程ゲンナリ。透明な飲み物なら一緒に飲んでも良いとの事だったので、持参したペットボトルの紅茶をチェイサーにしてグイグイ飲んでいきます。
30分経過した頃に一度目の便意。朝に比べるとほとんど水っぽいが、まだまだ。
更に30分経過した頃、二度目。ここからは毎回トイレに看護師を呼び、出したものを見せて検査可能かの判断を仰ぐことになる。
更に30(ry、三度目。この時点で、ほとんど透明な液状。もうムーベンは飲まずに次の便意を待ってくれと言われたのでそのまま待機、4度目のチェックで無事クリア。
結局2時間半かけて1.5リットル飲んでいたが、全部下っているので腹は全く膨れません。検査終わったら肉(ry。

検査室が空くまで待機しつつ(後からきた爺さん婆さん割り込ませてたな・・次って言っといて1時間半も待たせるとか、どんな焦らしプレイですか)、検査の前準備として、尻の部分が切れて尻が丸見えの不織布パンツをはかされます。ここから××にカメラの管を突っ込むわけです。
更に、腰の脇に筋肉注射。気分をリラックスさせる薬だそうですが、すみません、その注射自体がめっさ痛いです。小学生にも分かるように例えると、日本脳炎の予防注射5本分くらい。(って、最近は日本脳炎の予防接種とかあるんかな)

いよいよ検査開始。ここ、2年前に胃カメラ飲んだのと同じ診察台だな・・。
まず、膝を抱え込むようにし、尻(例のパンツ着用済)を医師の方へ向けるようにして横になります。昔の人が埋葬されてるような体勢です。気分も(ry。大腸の長さはその人の身長くらい、小腸の手前までカメラを入れますといった説明を聞かされつつ、まず指を××に突っ込まれ診察。その次にカメラ。今回は眼鏡をかけていても問題なかったので、モニタが見えます。××もアップで見てしまったのは忘れたい。
しかし・・おや、思った以上に大腸内って綺麗です。下剤のお陰で中のものが宿便に至るまで下ってスッカラカンなせいもありますが、蛇腹状の凹凸が続いている他は本当に何もなく、全体的に白っぽくてつるっとしてます。牛モツの皮(の、つるつるした側)を見てる感じです。
たまに上から流れ落ちてくる消化物(といっても午前に飲んだお茶と下剤の残りだから完全に汁のみ)は、カメラと一体化した管でどんどんバキューム。同時に、カメラが通りやすいように蛇腹状の腸を膨らませる為、随時空気が送り込まれています。く、くるし・・。
カメラを操作している医師が、今ヘソの裏側とか、右アバラの下とか、これが盲腸とか随時説明してくれます。腸は腹の中でぐるぐる巻いてますので、それに合わせてカメラもぐにぐにぐるぐると、お腹の中で動きまくりです。所々に思わず呻いてしまうくらい痛い箇所もありますが、それ以外は比較的落ち着いてモニタを見ていられるレベル。しかしあの注射を打ってさえこんな痛みがあるのなら、注射なしだとどれほどの激痛なのか。怖。
ともあれ、小腸前までずっと見た感じ、腫瘍も炎症も全く見られず綺麗なものでした。唯一、出口から数cmほど内側に入ったところに治りかけの傷らしきものがあったので、恐らくはそこが切れたのでしょうと。はあ、じゃやっぱり痔ですか? いや、これだけでは断言できないので、まだ下血があるようなら次は胃カメラを・・と茶を濁されて、検査は終わりました。所要時間は20分程。
これでもし腫瘍とか見えたら、そのまま切って入院コースでしたが、無事で何より。

ようやく穴あきパンツからも解放され、やれやれと思ったのも束の間。
注射が強いのでそのまますぐには帰らせてもらえず、1時間程ベッドで横になって待たされたわけです。
相部屋でして、全然内視鏡と関係ない人が寝てます。付き添いの人もいます。
自分は、先程検査中にガンガン空気を送り込まれたお陰で腸が膨れたままです。・・ちょっとでも腹を圧迫すると、×××が暴発しそうになります。
トイレで「解放」しようにも、御丁寧に同じ部屋の隅に設えてあるので音が丸聞こえ。これなんて拷問?orz 意外な伏兵に死にそうになりましたが、なんとか根性で凌ぎました。

夕飯こそは肉、と息巻いていたものの、検査後も消化の良いものをと釘を刺された為(欲望の赴くまま、検査後の足でラーメン食いに行って救急車の世話になった人がいたらしい)、とりあえず蒸しパンで誤魔化します。
夕飯は周囲の薦めでパスタとリゾットに落ち着きましたが、どうやら昼のムーベンで味覚がいかれていたらしく、ゲロマズ。紅茶を飲んでもマズ。ほぼ丸一日経って、ようやく味が分かるようになったものの、ゲロマズのショックで食欲が・・。

以上、今回は胃カメラの数倍疲れましたorz 健康が一番。

10/20追記
検査後数日で、目に見えて全身の肌がきめ細かくなってきました。
宿便全部出して、体内の毒素が減ったんかなあ・・。すべすべ。


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