ひとつの神

ヒロシマに引き続き、ナガサキに原爆投下されて61年目です。

ヒロシマについては色々な本や映画を見知ってる方だと思うんですが、ナガサキだと咄嗟にはこれひとつしか思い出せません。

自分は映画の方を先に知ったんですが......小学生の頃、夏休みになるとテレビで毎年のようにやっていたと思うんですが、最近やってますかね? ビデオでは出ていますけど、まだDVD化はされていないようです。
当時は最後に流れる歌と映像がショックで、長いことトラウマでした。歌詞は峠三吉(広島で被爆した詩人)の「にんげんをかえせ」を編集して歌ったものです。元の詩は次の通り。

ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ
わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ
にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ

映画『この子を残して』で歌われているものは、戦後60年でCD化された物とは別の物です。後者はアメイジンググレイスのメロディに乗せたようですが、前者の方は出だしからかなり重いです......映像と相まって、何度夢でうなされたことか。

◆ ◆ ◆

御存知の通り、長崎は日本でも早くから宣教師によって布教がなされた地であり、爆心地の側にも浦上天主堂という立派な教会がありました。
はだしのゲンから受け売りになりますが、原爆を搭載したB29のパイロット達は牧師から「神」の加護をうけて飛び立ち、同じ「神」の信者が暮らす街に爆弾を投下したわけです。


パイロット達は、悪の街に鉄槌を下す使者の気分だったでしょうか。

長崎のキリスト信者達は、それも神の御心と現実を受け入れたでしょうか。


......どうも、自分はこの神の信者たる資質はないようです。

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